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ちっちゃなお部屋

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プレ幼稚園(幼稚園の予備校)6・7月

プレ幼稚園(幼稚園の予備校)


娘は、言葉が遅くてちょっと落ち着きもありません。
来年から2年保育の幼稚園に通わせる予定なのですが、どう見ても他の同年齢の子とその言語発達レベルの格差が目立ちました。
息子が通っていた、幼稚園の「遊ぶ会」に行った折、思い切って、息子の時にかなりお世話になった園長先生に相談してみました。
「家庭児童相談室」というところを、紹介していただき、一度伺うにしました。

6月24日(月)曇のち雨
1ヶ月待ちの予約でやっと「家庭児童相談室」に行く。プレイルームで娘が元幼稚園の先生をしている女性の方に遊んでもらっているのを横目に身ながら、初老の男声に私は色々チェック項目を聞かれた。
たとえば、聞かれている質問内容が明らかに「自閉症」の症状に近いもの(物を並べたがる。つま先で歩く)というのもあった。でも、こういうのって、子供なら誰でも面白がってすることですよね?「しますか?しませんか?」と聞かれたら、しないことはないので「します」と答えておいた。

6月25日(火)雨
「児童相談所」の遊ぶ会に参加してみる。でも、年齢層が低くて、どちらかと言うとこの遊ぶ会にくるのは、「おとなしすぎて、お母さんから離れて遊べない子」が対象の感じがした。娘とカラーが違うのは一目瞭然だった。おとなしい子の中で、娘は身体を思いっきり漬かって発散していてちょっとあぶないくらい。
係の方に、今の娘にはこういう漠然とした遊ぶ会よりも、同じ年齢の少人数の子供の中で、必要とされることを教えてくれる保育士さんが2人つく市立の療育の施設はどうか?と薦められた。四肢・精神障害の子供が普段通う園だが、それとは別に少人数の子供と保育士さんで保育をしているコースがある、とのこと。
そういわれたとき、「娘はそんなに重症なんですか?」と涙がぼろぼろ出てきた。係の女性の方は、私の同様に心配されて、「これは、目的を持った遊ぶ会のようなもので幼稚園の前身で、いわば幼稚園の予備校みたいなものですから、そんなに構えなくていいのよ。紹介して、楽しんでいかれている方もたくさんいらっしゃるし、見学だけでも、どうかしら?」と、優しく言ってくださった。
それでは・・ということで、腰が重くなる前に見学に行く予約を取ることにした。

6月26日。(水)晴れ
見学に行く。
たくさんのお教室と室内遊具に娘は目をらんらんとさせていた。ボールプールでは副園長先生と遊んでいた。
ボールプールに沈みそうな不安を感じたとき、娘がアイコンタクトで「たすけてぇ」
という表情をしていた。一連の娘の表情を見て、先生は「自閉とかの心配はないですよ。全然大丈夫ですよ。」と、おっしゃってくれた。ほっとした。
一番大きなホールには平均台や大きなマット、トランポリンなどがあって、大人から見ても魅力的だった。途中、およそのクラスに迷い込んだ娘。3人同じくらいのお子さんがいたけれど、きちんとお座りして歌も歌っていた。
「あの子たちも、これで3ヶ月がたつんですけど、最初は逃げてばかりだったんですよ」と副園長先生。ここが踏ん張り時かも知れない。頑張ってこの園に通ってみようと思った。

7月4日。(木)晴れ
いよいよ週1回通う初日。
2回目までは、11時半に帰宅となる。3回目以降は、給食を食べて1時半にさようなら、ということだ。
娘のクラスは7月に出来たばかりのクラスで、同じ時期に一緒に入った男の子と少し前から通っている男の子と娘の3人で、保育士さんが男声女性一人ずつ付く。
娘は、新しい所に落ち着かず、結局見学した時に覚えた場所を片っ端から見て回る。トランポリンは気に入っている。
教室に入って、連絡帳にシールを貼るというお決まりの事が嫌でしてくれなくて、わめくのを抑えて、シール貼りを何とかさせた。
子供をおんぶして輪になって歩いたり走ったりする。
シャボン玉もした。
新聞をびりびりに破って、大きな箱に入れてそこに滑り台で滑り込む遊びもした。
必ず親と子供も一緒にお片づけをする。
終わったら、遊び満足で素直に帰ってくれた。

7月11日(木)。晴れ。
台風一過の涼しさでずいぶんすごしやすかった。
相変わらず連絡帳のシール貼りを嫌がる。何とか貼らせる。
よつんばになって「お馬はみんな、ぱっぱかはしる」と子供を乗せてのし歩く。「ひげじいさん」の変形手遊び歌に喜んだ娘。
「小麦粉」で遊ぶ。粉から水を加えて小麦粉粘土にする。子供たちは粉の状態のほうが好きみたいだった。今日は、通いなれている他のクラスにいた人が2人新しく参加していて、お母さん方が明るくリードしてくれた。

7月18日(木)。晴れ。
今日は、お父さんが有給を取って、娘をプレ幼稚園に連れて行った。「一度見ておきたい」とのこと。給食が今日から始まるので、たのんだわよ!と見送る。
私は午後から息子の連絡表をもらいに小学校へ・・・。
主人にどうだった?と聞いた感想。
娘は、お父さんとの外出でこんな所には来たくなかったらしく、終始機嫌が悪かった。遊びにもほとんど参加しなかった。1時間近く泣いていた。「絵の具」で遊ぶ時間になったら、少し参加し始めた。給食は食べてはチョコチョコ動き、お父さんの器の物を食べようとした。「今後は、自分の食事のみ食べるようにしつけてください」とはっきり言われる。お片づけも親子でする。片付けの後ホールで気晴らししていたら、歯磨きをすることを忘れていた・・・。
主人の感想。家のしつけがなってないかんじだ・・・。朝は顔もしっかり洗い、一つ一つの生活パターンのけじめが娘にはいる。給食も「わーい、お昼だ♪」って喜んでいる場合じゃなく、あれも教育の場なんだ・・・・疲れた。とのこと。

7月25日(木)晴れ。
今日は奇跡が起きた。朝着いたら、初めて娘が連絡帳にシールを張って、タオルかけにタオルをかけた。通園4回目にて、初の出来事。「すごおおい!何が彼女に起こったのか!?」保育士さんも驚き。私も驚き。娘は呆然。
そのまま、手遊び遊びや体操も総てみんなと楽しんで参加できた。
今日は、横幅2メートルくらいのステンレスが貼ってある滑り台にホースで水を流し、「流水滑り台」遊びをした。それと、大きな道具を使って大きなシャボン玉遊びをした。娘は、シャボン玉作りに研究を重ねていた。流水滑り台も、最初腰を引いていたものの、意欲的。なんか、今日は、非常に、有意義であった。とっても疲れたけど、その疲れに勝る充実感であった!!感動。

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